デリヘル嬢に本番を強要されて童貞を棄てた

 今月から月に1度、性風俗を利用するノルマを作ったわけで、3年ぶりくらいにデリヘルを利用したのである。

 そもそも何でこんなノルマを作ったかというと三十路になりながらもまるで女っ気のない生活をしているとオナニーばかりし過ぎて空想妄想癖が強くなって日常生活で接する程度の女性にすら異様な妄想を掻きたてられ、まともじゃなくなることが怖かったからである。

 抜けるとか抜けないとか童貞がどうのこうのじゃなくて、とにかく女性と喋って、女体に触れるということ。それが大事なことのように思われて昼間、3年ぶりくらいにラブホテルに出向いた。

 以前に比べてまるで緊張感もなくラブホテルに入室する。とりあえず水を飲み、一服してからやれやれとスマホを取り出す。

 事前にスマホのお気に入りに入れておいた人妻格安デリヘルに電話をする。

 「お掛けになった電話番号は現在使われておりません」と無機質なメッセージが流れて来る。

 さて、どうしたものかと第二候補のエロマッサージに電話する

 「ありがとうございます。ただいまご予約が一杯でして最短でも三時間後になりますね…」とのこと。

 やれやれ、どうしたものかとスマホで検索をする。「(住んでいる地名) デリヘル」で検索してとりあえず値段の11,000円と安く、最近できたようなデリヘルに電話すると繋がる。『ホテル名』、『部屋番号』、『指名なし』、『利用時間』を伝えて悶々と待つ。

 二十分後、いかにもな韓国風の色白で痩せた嬢が現れる。足早に金を催促され、11,000円を支払う。鏡台の前に立って髪を縛る嬢。私は、握り金玉の態でただ突っ立っていた。「シャワー浴びましょう」と言われ、体を洗う。ちんぽを現れ、勃起する。

 体を拭き、ベッドで横たわっていると乳首を舐められて、正直しんどい。そうすると

 「本番してくれない?2万でいいから」と言われ

 「ノーマルでいいです。金ないんで」と言うと

 「ホテル代込みで2万でいいから財布見せて」と言われ

 「いや、そんな金使えない」というものの

 「絶対きもちいいから2万円」

しつこいな、と思いつつ女の乳を凝視する。なるほどなかなかのものである。

 「いや、もう部屋代とあと5千しかお金使えない」 

 「クレジットカードないの?今日暇なんだから本番したいんだけど」

 まるで食い下がる気配もない。このパターンは数年前にやはり韓国系の女に事前広告とはまるで違う多額の料金を求められ、断固拒否してキャンセル料だけ取られてそのまま立ち去られた経験があったのだが、そのパターンに近いものがある。

 今回は既にシャワーまで浴びているわけなので、ここにきてのキャンセルというのは考えにくいので、

 「残り1万2千。部屋代含めてこれしかないよ」と私は馬鹿正直に財布を見せつけた。

 「わかった」と女は1万2千の札を受け取り、私はコンドームを口で装着され、騎乗位となる。

 ああ、これか、AVとかで散々見たことある体制だなあと、私が下、嬢が上となり、さめざめとした調子で嬢の思うがままにペニスを膣に出し入れするピストン運動をする。吸盤の中をペニスが行き来するような感覚。まるで気持ちよくない。世の中の男というのはこういったことに囚われているのか。

ものの数分後、果てた私と後処理をする嬢。嬢に「大丈夫ですか」と言われたものの答える気力もない。何かを成し遂げたという達成感は皆無である。

シャワーを浴び、60分コースなのに16分ほどで事を終えて、約束通り嬢が部屋代を払い、退出する。

 デリヘルで本番を強要されて童貞を棄てるのは私だけでいい。もう、何も言うまい。