読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無気力

 この夏の一つの目標であった『M-1グランプリ』に出たかったが、相方募集した相手が完全に音信不通となり、可能性は潰えた。

 仕事帰りに本屋で『コンビニ人間』という芥川賞作品を少し立ち読みをした。なかなか面白い。引き籠りがコンビニバイトとなって社会と辛うじて繋がっているみたいな話だ。見よう見まね。世の中とのつながりを求めて容姿や考え方、それらを人を見てマネしてどうにかそれらしくする。結局、見よう見まねが一番手っ取り早い。しかしそこには本質的なものはない。

 見よう見まねを重んじすぎてしまうと平均的人間になることに必死になってしまう。いや、本来はそうではないのだ。もっと自由でいいはずなのだ。童貞だろうが、ファッションセンスがなかろうが、ハゲていようがそれらは本来、何の問題もないはずなのだ。それが『見よう見まね社会』の圧力で「ファッションセンスがない奴は罰」「未婚は罰」、「童貞、ハゲはファック」みたいな糞みたいな価値観が根付いてしまっているのだ。

 まあいい。最近は人生に飽きた。5年前、夢中で読んでいた西村賢太の小説を読んでも何の感慨も湧かなくなった。何をするにも鮮度が落ちている。だからこそM-1には出たかったのだが…。