コラム「こうなったらもう生き様だよな」

 M-1の相方募集で応募してきた男から返事が来なくなった。遠距離で躊躇したのか、怖気ついてしまったのか。そしてそのことになぜかホッとしている自分がいる。

 会社の朝礼のスピーチですらまともに笑いが取れないというのに見ず知らずの人間とコンビを組んでお笑いファンの前で2分間のステージで笑いを取る自信など毛ほどもない。これはこれでよかったのだと思う(まあまだ相方は募集していますけど)。

 休日というのは好きなこと、楽しいことをすればいいと思う。何もお笑いがそこまで死ぬほど好きでもないのに無理して漫才してどうすんの?と思う。

 結局は自分の人生に熱くなれる人間がいいのだろう。石田純一が条件付きの出馬するかも宣言をした。何が云いたいのかよくわからないが、記者会見をしている石田氏は楽しそうだ。

 何かに受かるとか受からないとかそういう問題じゃない。ただ足掻くということに意味がある。7回裏を終えて0-11で負けている。そこに敗戦処理のようにマウンドで投げ続ける投手。打ち込まれて0-15でゲームセットとなっても一つの負けには変わりないのかもしれない。だがズバズバと三振を奪って相手の残りの2イニングに「0」を叩きつけて11失点のまま終えようとすることに意味を見出さなければならない。

 それが人生のような気がする。過去の失点を後悔しても始まらない。目先の1球で打者を打ち取ることに意味を見出すのだ。

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