たけし

ヤフーニュースにて「ビートたけしのお笑いKGB」の記事を見て迷いなくサイトにアクセスし、540円払って会員登録。

サイトを隈無く眺める。投げやりな人生相談、アル北郷の熱い文章、原作たけしの漫☆画太郎の漫画、なぜか浮くほどにまともなインタビューの高田文夫、記事の扱いが悪いビートきよし、カツラ目撃情報、などどれも笑える。

たけしがネットコンテンツに夢中になるとは思わなかった。大物芸能人はブログなどネットコンテンツとは無縁という印象であったが、たけしのKGBはそんな印象をもろくも崩した。それくらいの事件である。

なぜ私がたけしのKGBに夢中になるのか。オールナイト世代でも漫才、ひょうきん世代でもない。

けれども20年ほど前に「たけしメモ」という本に出会ってたけしの視点に翻弄され、毎週日曜日に「スーパージョッキー」で笑い、「たけしの万物創世記」で人類の基盤を知り、映画「キッズ・リターン」で励まされ、ドラマ「三億円事件」の犯人役に鳥肌が立ち、とにかく翻弄され続けている。

ただ画面の中で立って喋るだけで安心させられる存在である。時にはハチャメチャなおじさんであり、下町のオヤジのような存在であり、知的な教師でもあり、輝かしい人というよりは闇の中で灯される暖炉のような人である。

たけしイズム。僕はどれだけそれに救われたことか。